みなさん、どうも。リケットです。
さて、先日Googleのスマートフォン、Pixel 4aが発売された。それと同時に出たのが、Google純正のワイヤレスイヤホン、Pixel Buds(第2世代)だ。
今回、Pixel 4ユーザーである筆者のもとにも届いたので、開封&ファーストインプレッションについて紹介!
(今回の記事から文体を少し変えました。ご了承ください)
では、画像を交えながらみていこう。
箱の表面はこんな感じ。色はQuite Mintだ。このミントは人気なようで、Google ストアでは発売日の2020年8月20日の昼ごろには在庫がなくなっていた(ギリギリだった…)。後にイヤホンのデザインの画像も掲載しているが、確かに綺麗な色。売り切れてしまうのも分かる。他には白や黒があり、そちらは在庫があるので、すぐ欲しい方は白・黒を買うか、しばらく待つしかなさそうだ。こまめにストアを確認しよう。
ふたを開けると、早速イヤホンの入ったケースがあらわれた。
かもめの玉子のような形のケースは、素材がマットな感じで、肌触りはサラサラ。非常に良い。イヤホンはミント色だが、ケースはどれも同じ白である。
これが、Pixel Budsのケース。大きさ比較のために手のひらに乗せている(筆者の手の大きさは大人男性の標準だと思う)。思っていたよりかは小さく、持ち運びには苦労しなさそう。若干分厚いがポケットにも入る。
ケースの底にはUSB-C端子があり、充電を行う(充電はワイヤレスでも可能)。
背面の下の方にはボタンがあり、これでペアリングを行う。Pixelならばケースのふたを開けるとすぐ接続できるが、他のスマホであっても、ふたを開けた状態でこのボタンを押せば繋がるため、利便性は高い印象だ。
ふたを開けると、ミントのイヤホンが出てきた。
まるで、かたつむりのような形をしていて、かわいらしい印象。けれども、黒とのツートーンでしまったデザインである。
その他の同梱物についても紹介。イヤーピースは、イヤホンにMサイズがはめられていて、その他にS、Lサイズのものが入っていた。筆者はMサイズで良さげ。
USB A to Cのケーブルも同梱。Pixel 4に付属のACアダプタで充電できる…と思いきや、それはUSB C to C用のアダプタなので、このケーブルは使えない。PCなどからの給電を想定したケーブルなのだろう。
ということで、同梱物は以上の通り。イヤホン、ケーブル、イヤーピースの他に取扱書が入っていた。もちろん日本語で書かれているページがあるので、問題ない。
「Pixel Buds」、というだけあり、Pixelとの接続は極めて簡単だ。
上の画像は、Pixel 4で撮影中。ケースのふたを開けて撮っていると、すぐ設定ができるように。この通知をタップして即座に接続が完了した。
ちなみに、iPhoneでも接続したが、ふたを開けた状態で裏のペアリングポタンを押せばこちらも速く接続できた。利便性は非常に優れている。
ここでスペックを紹介
サイズ(左右の各イヤホン。イヤーピースと安定サポータは含まない) | 20.5 x 19.5 x 18.2mm |
重量(左右の各イヤホン) | 5.3g |
サイズ(ワイヤレス充電ケース) | 63 x 47 x 25mm |
重量(ワイヤレス充電ケース) | 56.1g(イヤホン除く) 66.7g(イヤホン含む) |
防滴 | IPX4(水滴や汗は防ぐ) |
接続 | Bluetooth 5.0 |
オーディオ | 専用の 12mm ダイナミック スピーカー ドライバ パッシブ ノイズ リダクション 周囲音ベントにより、耳への圧迫感を軽減しつつ周囲の音への注意力も維持 |
音声 | デュアル ビームフォーミング マイク 音声検出用の加速度計 |
電池 イヤホン | 最長使用時間 音楽再生時5時間、通話時2.5時間 |
電池 ワイヤレス充電ケース付きイヤホン | 最長使用時間 音楽再生時24時間、通話時12時間 ワイヤレス充電ケースにイヤホンを入れ10分充電するだけで最長2時間の音楽再生または最長1時間の通話が可能 |
充電 | ワイヤレス充電ケース USB-C 充電ポート Qi 認証済み |
センサー イヤホン | 静電容量方式タッチセンサー内蔵(音楽再生、通話、Googleアシスタントの操作) デュアルIR近接センサー(装着検知機能で再生と一時停止を自動化) 加速度計とジャイロスコープ(モーション検出) |
センサー ワイヤレス充電ケース | ケース開閉検出用のホール効果センサー |
カラー | Clearly White(はっきり 白) Almost Black(ほぼ 黒) Quite Mint(かなり ミント) |
要件 | Bluetooth 4.0以降に対応したデバイスとのペア設定が可能 全機能を利用するにはGoogleアカウント、Googleアシスタント対応スマホ(Android 6.0以降)、インターネット接続が必要 |
価格 | 2万800円(消費税10%込) |
ここではセンサーについて記述しておく。イヤホンのミント色の部分にタッチセンサーが付いており、タップすると再生/一時停止、前にスワイプすると音量を上げ、後ろにスワイプすると音量を下げられる。非常にわかりやすく、すぐ覚えられるし、操作もしやすい。
また、デュアルIR近接センサーでは、イヤホンを耳に付けているかを検知していて、耳からイヤホンを外すと聴いている音楽や、視聴中の動画が停止する。ただ、YouTubeではこの機能に対応していたが、ニコニコ生放送などでは対応しておらず、アプリによる。
耳のフィット感は最高! デザインも良し
何といっても感動したのは耳へのフィット感だ。人によるとは思うが、外れることもなく、軽くて小さめのため、長時間付けていてもストレスを感じない。
また、デザインも良い。イヤホン自体もそうだし、ケースもシンプルで、暮らしに溶け込む優れたデザインになっている。個人的に、Pixelも同様だが、使っていて心地よいのがGoogle製品の地味ながら優れた特徴であると考える。毎日用いるものなのだから、デザインや触り心地、ストレスを感じないインタフェースなども重要であり、その点で筆者はGoogleを選んでいる。だからこそ、肝心のスペックや機能面も頑張って欲しいものだ。
音は可もなく、不可もなく
音に関しては、価格なり(2万800円)という印象で、十分。非常に高品質だ。
中高音域の伸びが良い一方で、低音域はやや弱いという印象。裏を返せば、長時間聴いていて疲れにくいということである。低音域を重視する人には物足りないかもしれない。
Google アシスタントは使いやすく、翻訳も期待大
また、“OK Google.”と話しかければ、Google アシスタントが起動する。基本的にはスマホで使うのと機能は変わらないが、便利だ。マイクが片方だけでも2か所あるからか、音の拾いもよく、しっかり認識してくれた。
また、翻訳も試した。自分の日本語が英語に翻訳できるか試したが、比較的正しく訳してくれた。Google 翻訳自体の精度の問題もあるとは思うし、下手な英語は正しく認識してくれなかったので、実用的なのかは分からないが、使っていて楽しいし、今後これで外国の方と話したり旅行に行ったときに用いたりできるのではないかとの期待も生まれる。
音の途切れはないが、たまにノイズあり
さて、このイヤホンで問題になっているのがノイズや音の途切れである。他の人の使用レビューをみている限り、個体差はあるようだが悩んでいる人がいるようだ。
筆者のPixel Budsでも、音の途切れはないが、ノイズが確認できた。音声再生中に気になるほどではないが、音声を流していないときに意識すると気になるレベル。ずーっと同じようなノイズではあるし、たまに気づくレベルで、耳障りでもない(筆者は)ので、正直慣れてしまったが、気になる人は気になるだろう。一度、音声が変になったが(こもったような感じ)、その症状は一度きりだ。今後のアップデートで改善される可能性もあるが、ハードウェア側が原因の可能性もゼロではないので、気になる方はもう少し待ったほうが良いかもしれない。
ノイズキャンセリングは付いていません
筆者自身はもちろん付いていないことを承知の上で購入したので良いのですが、この価格帯としてはノイズキャンセリングがついていないのは残念。Googleのことだから次のPixel Budsでは搭載するのだろうけど、他社より1周遅れている感があるのは否めない(Pixelで超広角カメラが搭載されていないなど)。
外からの音はそれなりに聞こえる(ある程度は遮られる)ので、外で周りの音を塞いで使用したい方にはオススメできない。
バッテリーの減り方が左右で違う! これじゃあ5時間使えないぞ
バッテリーの持ちが思っていたよりも悪かった。最長時間は音声再生時で5時間、4時間ぐらいは持つかと思っていたが…
なんと、3時間で左側のバッテリーが切れてしまった。もちろん片方だけで使うことも可能なので、バッテリーのなくなったほうを充電しながら、もう片方だけで使うこともできるのだが、両方付けたいこともある。そもそもなぜここまで左右で電池の減りに差が出てしまうのか謎。片方だけで電池を消費する何らかの仕組みがあるのだろうか。このあたりは今後のアップデートに期待するしかない(ケースに入れて充電すれば長時間使えるので、まあ気にするほどではないのかもしれないが)。
ここまで、Pixel Buds(第2世代)の開封およびファーストインプレッションをお届けした。
デザインが良く、コンパクトで、フィット感があり、バッテリーも程々に持ち、音質も綺麗。2万800円とやや高額だが、それに見合う製品だろう。ノイズキャンセリングが付いていない、ノイズがあるなど、残念な点もあり、人を選ぶ感じはあるが、満足できるワイヤレスイヤホンとなっている。ぜひ検討してほしい。
Googleは、とりあえず発売して、その後のアップデートで修正するというパターンがPixel 4などでもみられたので、さまざまな不具合もアップデートで治る可能性はあるが、このやり方だとどうしても初期で評価が悪くなってしまい、結局売れ行きを伸ばせないのではないかと思ってしまう。ノイズや音の途切れなどは修正してから出してほしいというのが本音である。
あとは、外で使ってどのような良い点、気になる点があるのかを試したい。現在、大学が夏休みで、外に出る機会もあまりないので、電車などで音が途切れることはあるのか、雑音がどれほどまで入ってくるのかなども調べようと考えている。
というわけで、今回の記事はここまで! 最後までお読みいただき、ありがとうございました。
これで、失礼します。